【食を楽しむ】
年末商戦がいよいよ本格化するなか、百貨店のおせち売り場も人、人、人でにぎわっている。有名料亭とのコラボのほか、中華やフレンチの変わり種も。どれを買えばよいのか迷う人も多いのではないだろうか。三越銀座店のおせち担当、内山修平さん(29)におせち選びのポイントを聞いた。
ろう見本、仕切り
「ろうで作った見本があるかないかで、特徴が見分けられます」と内山さん。確かに見本があるものと、パンフレットだけのものがある。
「見本があるおせちは何年もメニューが変わっていない定番モノということです」。こちらを選べば無難で失敗しない。一方で、「パネル上のみで紹介されたおせちは、その年に初めて出た可能性が高い」。毎年、趣向を変えたい人はこちらを選ぶといいわけだ。
仕切りの有無で見分けるのもコツだという。「仕切りがないものは、非常に難易度が高い。これは職人技。工場で大量生産というわけには絶対にいかない」