まずは走塁。捕手からの牽制(けんせい)球やトリックプレーに引っかかったりした。例えば1死一、三塁で二ゴロの場面。二塁手が一塁走者にタッチして併殺を取ろうとしたら、日本では少年野球のレベルでも、一塁走者はタッチを逃れ、一、二塁手に挟まれ、その間に三塁走者を生還させるプレーをする。これに対して、ニュージーランドでは簡単にタッチされ、併殺を完成させてしまっていた。まだ、選手全員にこうしたプレーが浸透していないように映った。
残る2点は、守備力と投手の制球難克服だ。どれも、一筋縄ではいかないが、課題が浮き彫りになれば修正にも取り組めるめどが立つ。
今回の代表は、米国のマイナーリーガーやオーストラリアでプレーする選手と、大学、高校生を中心に構成した。けが人を除けば、ベストメンバーだった。選手たちは大会後、本当に悔しそうだった。野球弱小国だからとか、ラグビー大国だからとか、関係なく、目の前の敗戦に心底、悔しい感情をあらわにした。