一連のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)関連会議開催に備えて強制的にとられた大気汚染対策が奏功し、青空が広がる中、APECのロゴマークをバックに写真撮影をする親子=2014年11月6日、中国・首都北京市(AP)【拡大】
【国際情勢分析】
アジア太平洋経済協力会議(APEC)の期間中、普段はスモッグに覆われてばかりの北京に、見違えるほどの青空が広がった。強風がスモッグを吹き散らす日が偶然続いたのではない。青空は、国際会議の議長国としての体面を気にした中国当局が、大気汚染の原因を封じ込めた結果生まれたものだ。中国のネットやメディアでは、「APECブルー」と皮肉混じりに呼ばれた。だが、北京の空は、今やすっかり「日常」を取り戻してしまっている。
習主席、持続信じるも…
「現在の北京の青い空は、『APECブルー』であり、きれいだが一時的ですぐになくなってしまう、という人がいます。たゆまぬ努力を通じて、APECブルーを持続させることができる。私はそう信じています」
中国の習近平国家主席(61)は11月10日、APEC首脳会合に参加する各国首脳をもてなす歓迎宴で、自らネットの流行語を用いてあいさつした。