一連のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)関連会議開催に備えて強制的にとられた大気汚染対策が奏功し、青空が広がる中、APECのロゴマークをバックに写真撮影をする親子=2014年11月6日、中国・首都北京市(AP)【拡大】
APEC開催に合わせ、北京市内では車両のナンバープレートに応じた通行規制が敷かれるなどしたが、非常手段がとられたのは何も北京だけではなかった。中国国営新華社通信が15日にウェブサイトに掲載した記事によれば、APECブルーを実現させた最重要の要因は北京市、天津市、河北省とその周辺地域が共同実施した「空気品質保障工作」だった。
操業停止で経済に打撃
北京市に隣接する河北省内では期間中、約2000社に操業停止、約1900社に生産制限、約1700カ所の建設現場で工事中断の措置がとられた。
地元経済に影響が出ないはずはなく、河北省石家荘市では、企業の生産総額は124.2億元(約2385億円)減少、利益も12.6億元(約242億円)減ったと新華社通信は伝えた。
11月12日付の北京紙新京報(電子版)が、「数々の非常手段を持続させることは客観的に見て困難だ」と指摘したように、APECが閉幕し規制が解除されると、習主席の発言から10日もたたない19日には、重度のスモッグが北京市を覆った。