射殺事件は8月9日に発生。ブラウンさんが歩道を歩くよう警官のウィルソン氏に注意され、口論となった後、ウィルソン氏が少なくとも拳銃を6発発砲した。目撃情報からブラウンさんは丸腰で、両手を頭の後ろで組んで無抵抗の姿勢を取ったとみられるが、地元警察はブラウンさんが警官を殴り、銃を奪おうとしたと主張している。
炎天下、現場に遺体が約4時間放置されたことへの批判も強く、事件後に黒人住民らが激しい抗議を展開。略奪行為も起き、人種対立の根深さが露呈した。鎮圧に当たった警察が必要以上に重武装だとして「軍隊化」との反発を招き、事件の波紋は全米に広がっていた。
オバマ氏、自制要求
バラク・オバマ大統領(53)は24日夜、ホワイトハウスで記者会見を行い、「米国は法治国家であり、大陪審の結論を受け入れる必要がある」と国民に自制を要求。射殺されたブラウンさんの両親も「(大陪審の結果に)失望しているが、平和的に抗議してほしい」との声明を出したが、ニューヨークやロサンゼルスでは24日夜、数百人規模の抗議デモが発生し、混乱は全米に飛び火している。(SANKEI EXPRESS)