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米当局 タカタに全米リコール命令 メーカー各社、批判に後手 部品共通化リスクも浮き彫り (3/5ページ)

2014.11.28 10:35

11月20日、首都ワシントンで開かれた米上院商業科学運輸委員会の公聴会に出席するタカタの清水博・品質保証本部シニアバイスプレジデント=2014年、米国(ロイター=共同)

11月20日、首都ワシントンで開かれた米上院商業科学運輸委員会の公聴会に出席するタカタの清水博・品質保証本部シニアバイスプレジデント=2014年、米国(ロイター=共同)【拡大】

  • ホンダ車エアバッグの関連部品=2014年11月20日、米国・首都ワシントン(ロイター)
  • エアバッグ問題で日本の自動車メーカーが米国で行ったリコールの台数=2014年11月27日現在、※単位:万台。地域限定や調査目的のリコールなど含む。

 それだけに、今回のNHTSAの措置は、タカタや自動車メーカーが想定しなかった「異例の事態」(自動車大手)になっている。

 そもそも、リコールは消費者と直接やりとりする自動車メーカーが不具合の原因特定などを行い、NHTSAなどの監督当局に届け出る。にもかかわらず、NHTSAがタカタへの強制措置に踏み切ったのは、米議会や消費者の批判が無視できないものになっているからだ。

 公聴会で不信に拍車

 自動車社会の米国ではこの問題への関心が高く、20日の公聴会では議員から「全米でリコールしないのは間違い」と厳しい意見が噴出。出席したタカタやホンダの幹部は説明に回ったが、“火消し”できなかった。さらに、NHTSAの要請を受けてホンダが行った調査で事故件数の報告漏れが明らかになり、不信に拍車をかけてしまった。

 すでに、タカタのリコール対策費用は昨年以降で約800億円に上っている。全米に拡大すれば「追加費用は1000億円程度になる可能性がある」(野村証券の新村進太郎クレジットアナリスト)とみられ、経営への打撃は計り知れない。

国内でも260万台超す

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