震災支援きっかけ
《首都圏直下型地震が発生。杉戸町では自治体内の要救助者を救助するとともに、後方支援自治体として首都圏からの避難者を受け入れる。そのとき、行政からの要請をもとに、民間団体は何ができるのか》-。これが訓練での想定だ。自家用ヘリで上空から情報収集にあたったり、救助犬を派遣したり。それぞれの団体が、それぞれの役割を確認しあった。
訓練を発案したのは、「すぎと~」と「埼玉~」。訓練の統括責任者で、2つの団体でそれぞれ副理事長と事務局長をつとめる豊島亮介さん(39)は、民間主導の訓練の意義をこう語る。
「災害発生時の支援には、自助、共助、公助の3種類がある。そのうち7割を占めると言われているのが自助です。震災時にも公の支援が期待できない状況が発生していた。いかに自分たちで自分たちの身を守れるか。そのための土台作りです」
なぜ、杉戸町という埼玉県の小さな町で、これだけの大規模訓練が実現できたのか。震災時に生まれた「つながり」がその源流にある。