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【タイガ-生命の森へ-】森で焚火 心温まるひととき (2/4ページ)

2014.12.8 16:45

手際よく火を起こすリョーバ。森での焚火はわくわくする=2014年10月4日、ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)

手際よく火を起こすリョーバ。森での焚火はわくわくする=2014年10月4日、ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)【拡大】

  • 焚火で焼いたチョウセンゴヨウの実を差し出すアンナ=2014年10月4日、ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 焚火の合間に背負子になる枝を取ってきたリョーバ=2014年10月4日、ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 手作りの背負子に肩紐をつける=2014年10月4日、ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • 焚火を囲む村の面々。ほっとするひととき=2014年10月4日、ロシア・クラスヌィ・ヤール村(伊藤健次さん撮影)
  • ロシア・クラスヌィ・ヤール村

 森でひと仕事した後、焚火を囲んでお茶を飲む-。まったく何気ないひとときなのだが、いつの間にか日本では見なくなった風景ではないだろうか。

 ≪晩秋の空に煙は消えていった≫

 チョウセンゴヨウの松ぼっくりは大人の手にあまるほど大きく、袋いっぱい集めれば25キロほどになる。ウデヘの青年はそれを2つ、つまり約50キロを担いでタイガの急斜面を何度も往復する。相当な力仕事だ。当然おなかも減るし、うまく休憩しながらでなければ仕事は続かない。

 子供たちは凍ったまま持ってきたソーセージを枝に刺して焼き、「焦げた」「まだ生だ」といっては笑い転げている。熱いラーメンをすすりながらの休憩がとても楽しそうだ。大人もお茶をいれつつロシアならではの小話で盛り上がる。これが最高の息抜きなのだろう。

 焚火(たきび)は不思議だ。ただその脇にたたずみ、炎を眺めているだけで気が休まり、時間がたつのを忘れてしまう。過去の出来事がとりとめもなく脳裏をめぐってゆく。僕は北海道の沢登りで仲間と囲んだ焚火や、シマフクロウの鳴き声を聞きつつ眺めた知床の浜の焚火を何だか昨日のことのように思い起こした。

チョウセンゴヨウの松ぼっくり

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