文学とバンド・デシネ(フランスのコミック)のフェスティバル『読書の秋2014』(在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本主催)のため来日したペネロープ・バジューさん。「原宿にも行きたい。スーツケースが一つ増えちゃうかも」と笑う=2014年11月21日(塩塚夢撮影)【拡大】
「落ち込んだときに男の人と話しても、頼んでもいない解決策を探そうとする。でも、こっちは具体的にどうこうしてほしいのではなく、単純に慰めてほしいだけ。女性同士だと、『そう、つらかったわね。甘い物でも食べて気分を変えましょ!』と受け止めてくれる。それって女性特有の能力ですよね。この作品も、同じ。決して勇気づけようとして描いているわけではないけれど、悩みを共有して、『生きていると苦しいこともあるけれど、なんとかなるからがんばろう!』と慰めてあげられる」
飾らずに向き合える相手を
等身大のエッセー風コミックは、ベストセラーに。「フランスは、こういった共感できる等身大の主人公が登場する作品って、実は少ないんです。そんな中、女性たちが自分を投影できるような、身の回りにありそうな話だったところが受け入れられたのだと思います」
フランスだけでなく、各国語に翻訳され世界中の女子の共感を集める。「パタゴニアでもこの本を見つけたわ! 世界のどこに行っても、都市生活者の暮らしってそんなに違わない。おそらく同じチェーン店で食事して、買い物して…。都市で生きる人たちに共通する問題を描いているから、世界中の人に読んでもらえるのだと思う」