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【まぜこぜエクスプレス】Vol.35 豊かな表現 手話だからできる (3/4ページ)

2014.12.10 16:35

集まってくれた明晴学園の子供たち。後ろの窓には「どこにいても、きみはきみだ」のメッセージ=2014年11月21日(tobojiさん撮影、提供写真)

集まってくれた明晴学園の子供たち。後ろの窓には「どこにいても、きみはきみだ」のメッセージ=2014年11月21日(tobojiさん撮影、提供写真)【拡大】

  • ろう学校「明晴学園」理事長の斉藤道雄さん(左)と一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる=2014年11月21日(提供写真)

 この学校に通う子供たちのできないことのひとつが「聞く」ということ。そのできないことを障がいにしない。なので、難聴とか、聴覚障がいとはいわないで、ろう者、ろう児と呼ぶ。イタリアの人がイタリア語で話すように、ろう者、ろう児は手話で話す。聞こえなくてもかまわない。ろうとして生きるための言葉(手話)を身につければいいんだ。そんなごもっともなことに目からウロコ。

 「今までは、聞こえないより聞こえた方がいいという標準モデルがあって、それにあわせなきゃならないという教育が行われてきた。一方、この学校の基本には、ろうでもいいじゃないか、というのがある」

 ろう児の豊かな文化を目の当たりにしたばかりなので、斉藤さんの話には説得力がある。にもかかわらず、日本は手話の導入が遅れており、日本に90あるろう学校のうちすべての授業を手話でやっているのは、明晴学園だけ。新潟から片道4時間かけ、親御さんに付き添われて通学する子供もいるという。

「みんな違ってみんないい」

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