庭に防音壁が設置されている東京都練馬区の認可保育所(画像の一部を加工しています、共同)【拡大】
保育所への風当たりが強まっている。「子供の声がうるさい」「親の送迎マナーが悪い」などの苦情が目立ち、住民の反対で建設が難航するケースも。各自治体は待機児童解消に向けて整備を進めるが、関係者からは「迷惑施設なのか」とため息が漏れる。
1000万円の防音壁
東京都練馬区の住宅街に2007年にオープンした保育所。窓は二重サッシで、庭の一角には約1000万円をかけた高さ3メートルの防音壁が取り付けられている。計画段階で周辺住民から“騒音”を心配する声が上がったのが理由だ。
外遊びの時間も制限している。1クラスずつ交代で計1時間45分。砂いじりに集中し比較的静かに遊ぶとされる砂場を住宅側に配置する念の入りようだ。それでもトラブルは収まらず、12年夏には住民が騒音の差し止めや慰謝料を求め、東京地裁に提訴した。