年末恒例の大規模記者会見に臨むロシアのウラジーミル・プーチン大統領。原油安、ルーブル暴落、高インフレ…と、経済的苦境にありながらも欧米との対決姿勢は崩しておらず、オバマ政権はその出方を慎重に伺っている=2014年12月18日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)【拡大】
【アメリカを読む】
オバマ米政権がウクライナ問題をめぐるロシアへの経済制裁で攻勢を強めている。今年初めには1ドル=32ルーブルだったルーブル相場は今月16日には一時、1ドル=80ルーブルの安値を記録。バラク・オバマ大統領(53)はロシア経済が危機の瀬戸際にあるとみて、さらなる経済制裁強化も視野に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(62)に圧力をかける構えだ。ただしプーチン大統領らロシア側は経済制裁に屈するそぶりはみせておらず、オバマ氏の攻勢がロシアからの妥協を導き出せるかどうかは不透明だ。制裁強化はプーチン氏の暴発という不測の事態を招くリスクもあり、米露の緊張関係は先が見通せないままだ。
「危機の瀬戸際」と断言
「私がプーチン氏のアドバイザーなら、現在の経済状況を非常に懸念しているだろう」
ジェイソン・ファーマン米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長(44)は16日、ホワイトハウスの定例会見に同席し、通貨ルーブルの急落に見舞われるロシア経済を哀れんでみせた。