おおむね今年9月までの予算法案を上院が可決した後、連邦議会議事堂で記者に囲まれる共和党内強硬派のテッド・クルーズ上院議員。民主、共和両党ともに強硬派が存在感を増す中、米議会の審議は、一寸先は闇の状態が続いている=2014年12月13日、米国・首都ワシントン(ロイター)【拡大】
ウォーレン氏はこれまでも金融機関批判を展開して喝采を浴び、大統領候補としても名前が挙がる。ただし予算法案は民主党のハリー・リード院内総務(75)ら指導部が暫定予算の期限切れによる政府機関閉鎖を回避するために共和党指導部と合意した内容とあって、ウォーレン氏は民主党指導部に公然と反旗を翻した形になった。
無視できない強硬派
一方、共和党内ではテッド・クルーズ上院議員(44)が予算法案に反対する姿勢を鮮明にした。クルーズ氏は13年秋の予算法案審議でも予算法案の採決を認めずに政府機関閉鎖の一因を作った「常習犯」。米議会ではクルーズ氏ら「右の強硬派」とウォーレン氏ら「左の強硬派」が存在感を増している形だ。
実際、13日の予算法案の採決では、民主、共和両党ともに4割の議員が反対に回った。反対票を投じたなかには、ウォーレン氏やクルーズ氏のほか、共和党内で大統領候補に名前が挙がるランド・ポール上院議員(51)、マルコ・ルビオ上院議員(43)らも含まれている。また民主党と連携する無所属で、大統領選出馬の可能性を明言しているバーニー・サンダース上院議員(73)も反対した。