ポートランドで開催された「世界ひげ選手権」に出場するため、カリフォルニア州南部のサンディエゴからやってきたジェミー・ルイスさん。酒造店に勤めており、ブルワリーをはしごしていた=2014年10月23日、米オレゴン州(緑川真実さん撮影)【拡大】
新規参入も多く、こぢんまりして、生産者と気軽に話をしながらテイスティングできる温かさがある。
「マウントフッド・ワイナリー」はもともと100年以上、リンゴと梨を作ってきた農家で、ワイナリーを始めて12年になる。オーナーのスティーブ・ビックフォードさん(70)は「果物より高く売れるワインを作ろうと考えた。年間の生産本数は3600本ほど。そう多くないので、国内のファンに楽しんでもらっている」と話す。
イタリア・ピエモンテ州出身のフランコ・マーカスさん(60)が経営する「マーカス・ビンヤード」は創業10年を迎えた。マーカスさんはカリフォルニアでワイン輸入業を営んでいたが、自分で作りたくなってオレゴン州にやってきた。「僕は元船員で横浜にも行った。『元妻』がこの土地のファンで移ってきたのさ」とイタリア語なまりの英語で愛嬌(あいきょう)を振りまく。