これに対し、尾野は自己実現へ向けてマイペースを崩さない。「お正月だからといって、何か特別な目標を立てようとは思いません。あるべき女優の姿を目指して、日々頑張ってきましたし、これからもそうありたい。だって、女優の仕事に『これだ!』という明確な終わりはありませんから。努力を続けていれば、また新しい課題に次々と出合うような気がするんです」(文:高橋天地(たかくに)/撮影:蔵賢斗/SANKEI EXPRESS)
【Story】
インドネシアのバリ島。自ら立ち上げた婚活支援会社の経営に失敗し、多額の借金を背負った祥子(尾野真千子)は、何もかもが嫌になり、人生に終止符を打とうと断崖へやってきた。眼下の海へ飛び降りようとしたとき、現地で暮らす日本人、リュウ(玉木宏)から声をかけられ、導かれるままに「アニキ」と呼ばれるパンチパーマの中年男(堤真一)の山ごもりの元へ。