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【佐藤優の地球を斬る】ルーブル下落契機に「自給自足」目指すロシア (1/4ページ)

2015.1.10 08:05

“盟友”関係にあるロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)とロシア正教会のキリル総主教=2014年12月8日、ロシア・ツァールスコエ・セロー(AP)

“盟友”関係にあるロシアのウラジーミル・プーチン大統領(右)とロシア正教会のキリル総主教=2014年12月8日、ロシア・ツァールスコエ・セロー(AP)【拡大】

  • ロシア・首都モスクワ、サンクトペテルブルク

 ロシア正教会は現在、世界的に用いられているグレゴリオ暦ではなく、ユリウス暦を用いている。グレゴリオ暦よりユリウス暦は13日遅れる。ユリウス暦のクリスマス(12月25日)は、グレゴリオ暦では1月7日である。そのクリスマスにロシア正教会の最高指導者キリル総主教が奇妙な発言をした。

 総主教「大多数に影響なし」

 <【モスクワ=遠藤良介】ロシア正教会の最高位、キリル総主教が7日に放映された国営テレビのインタビューで経済情勢に触れ、通貨ルーブルの暴落は「国民の多数派には影響しない」などと“講釈”した。総主教は、ルーブル安が石油輸出に依存した経済の多角化につながるとも主張した。正教会とプーチン政権の密接な関係は政教分離の観点で以前から批判されており、政権擁護ともとれる総主教の世俗的発言は議論を呼びそうだ。

 米欧の対露制裁や国際原油価格の急落を受け、昨年のルーブルは対ドルで41%下落し、今年に入ってもこの基調が続いている。昨年のインフレ率は11%で、今年はさらなる物価高騰が予測されている状況だ。

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