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TTP学校テロ1カ月 癒えぬ心の傷 (2/4ページ)

2015.1.16 10:10

1月14日、ペシャワルの病院に設置された、殺害されたアハマド・ナワズさんの弟の死を悼む横断幕=2015年、パキスタン(岩田智雄撮影)

1月14日、ペシャワルの病院に設置された、殺害されたアハマド・ナワズさんの弟の死を悼む横断幕=2015年、パキスタン(岩田智雄撮影)【拡大】

  • 1月14日、パキスタン北西部ペシャワルの入院先の病室で、タリバン運動への怒りに声を震わせるアルタフ・フセインさん=2015年(岩田智雄撮影)
  • パキスタン・カイバル・パクトゥンクワ州ペシャワル

 タリバン運動がシャリーア(イスラム法)に基づく統治を唱えていることに、「やつらに宗教を語る資格などない。心も感情も持たない動物だからだ」と吐き捨てた。

 学校は軍が経営し、軍人の子供も通うが、多くの生徒は一般家庭の出身だ。同じ病院に入院している男子生徒、アハマド・ナワズさん(15)もそうで、多くの生徒が犠牲になった講堂で左腕に銃弾を浴びた。心配して駆け寄ってきた弟(14)は頭を撃たれて殺害された。もうこの学校には戻りたくないという。

 「タリバン運動との和平なんて無理だ。力で排除することもできない。あいつらをのさばらせてきたパキスタンに失望した。日本で働いているおじさんが、日本は平和な国だといっている。退院したら日本の学校に行きたい」と訴えた。

 生徒にカウンセリング

 12日に再開した学校の校門付近には検問所が設置され、兵士25人以上が常時、人や車の出入りを入念に調べるなど警備に当たっている。メディアは門の数百メートル前までしか近づけない。

新たな犯行予告

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