琳派(りんぱ)400年イベントのオープニングで華麗なダンスを披露するマイケルダンスパフォーマーのMASAKIさん。壁画絵師の木村英輝さんの描いたジャガーの屏風絵をバックに、木村さんのコイの絵をモチーフにしたジャケットで登場した=2015年1月12日、京都市上京区の京都府立文化芸術会館(田中幸美撮影)【拡大】
さらに「独特の美意識や四季折々の祭事を継承してきた京都の町だからこそ琳派は生まれ、宗達も京都の町だからこそ出てきた」と独自の分析を披露した。
≪未来にもずっと続く一つの着方≫
世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさんは、琳派が誕生した江戸時代の町人の遊びの代表である花札をイメージしたイブニングドレスなど5点を披露した。
ファッションショーは3分半という異例の短さだったが、「一瞬の方が脳裏に焼き付いているだろうと思っている」とコシノさん。
3点は、琳派を代表する絵師、尾形光琳(おがたこうりん)が描いた燕子花(かきつばた)をはじめ、花札の絵柄となっている鶴、鹿をモチーフにしたアシンメトリー(非対称)なイブニングドレスだ。通常の帯幅の3倍もある150センチ幅の金箔(きんぱく)と漆で織った西陣織の帯を輪にして、ドレスを作ったという。残りは、松模様の打ち掛けに前結びの花魁(おいらん)スタイルを採用したドレスと、オブジェのように誇張された金の帯に波模様のドレス。「どこで着るのという現実的なことではなく、現実離れすることで現実になっていく。琳派は未来にもずっと続けていく一つの着方」と話した。