1月14日、大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」から降りるバラク・オバマ米大統領。降機時には大統領が海兵隊員に敬礼を返すのが習わしだが、オバマ氏は昨年9月、コーヒー容器を持ったまま答礼し、非難を浴びた=2015年、米メリーランド州(AP)【拡大】
「カフェラテ敬礼」の淵源をたどると、オバマ氏を取り巻く仲良しグループに行き着く。1期目は適材も散見されたが、現在はデニス・マクドノー大統領首席補佐官(45)▽スーザン・ライス国家安全保障担当大統領補佐官(50)▽サマンサ・パワー国連大使(44)…軍事音痴が増えた。側近の軍に対する立ち位置の象徴が「カフェラテ敬礼」なのだ。
「文民の暴走」を誘発
側近の不敬は軍との不協和音を醸すだけでなく、シビリアン・コントロール(文民統制)が弱体化する前兆だ。ただ起きるのは、軍ではなく「文民の暴走」。彼らは大統領と軍の間に「蛇口」を設け大統領に必要な軍の意見・分析を調節。一方で、政権浮揚に資する軍事情報は積極的に吸い上げる。国家、特に大国ならば、政治が軍事に注文を付ける局面は必要としても、軍事的合理性や国際平和との均衡を極端に崩している。