第二次世界大戦中にユダヤ人ら100万人以上がナチス・ドイツに殺害されたアウシュビッツ強制収容所が27日、解放70年を迎える。ポーランド南部オシフィエンチムの収容所跡で行われる式典には生存者約300人やドイツのヨアヒム・ガウク大統領(75)が出席する。主催者によると関係者の高齢化が進んでおり、大勢の生存者が犠牲者を追悼する「最後の節目」となりそうだ。
アウシュビッツ強制収容所が解放されたのは1945年1月27日。午後3時ごろ、最初に足を踏み入れたソ連軍兵士は、敷地内に射殺されるなどした約600の遺体が放置されているのを目の当たりにした。衰弱しきった約7000人が見つかり、救出された。
ナチスの指導者、アドルフ・ヒトラーは33年に政権の座に就くと「ユダヤ人絶滅政策」に着手。ドイツ占領下の各地でユダヤ人を組織的に虐殺、各地の強制収容所で計約600万人が犠牲になったとされる。