ただでさえ、前任地スペイン時代の八百長疑惑で監督の座は危うい。告発の受理が確認されれば、正式起訴に向けて調べが本格化するが、日本サッカー協会の大仁邦弥(だいに・くにや)会長は敗戦後、早々に「続投です」と宣言した。
アギーレも「日本はこれで死んだと思ってはならない。日本は生きている。しっかり上を向いて戦います」と続投に意欲をみせている。
アジア杯で見せた日本のサッカーは極めて魅力的だった。しかし勝てなかった。それではザッケローニ前監督と何も変わらない。「八百長」の嫌疑とも戦わなくてはならないこのメキシコ人監督に、本当に今後も日本サッカーの命運を託すのか。(EX編集部/撮影:中井誠、ロイター、共同/SANKEI EXPRESS)