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【安倍政権考】自民党、勝ってもその人、元民主 足腰強化の余地あり (1/4ページ)

2015.2.1 14:40

山梨県知事選で初当選を確実にし、支持者から花束を受け取る後藤斎(ひとし)氏(左)=2015年1月25日、山梨県甲府市(牧井正昭撮影)

山梨県知事選で初当選を確実にし、支持者から花束を受け取る後藤斎(ひとし)氏(左)=2015年1月25日、山梨県甲府市(牧井正昭撮影)【拡大】

 日本政府がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の日本人殺害脅迫事件への対応に追われている最中の1月25日、2つの大きな首長選の投開票が行われた。山梨県知事選と北九州市長選だ。自民党は、山梨県知事選で後藤斎(ひとし)氏(57)、北九州市長選で北橋健治氏(61)をそれぞれ推薦、ともに「勝利」した。ところが、後藤、北橋両氏はともに元民主党衆院議員。自前の候補を擁立できなかったあたり、党の足腰を強化する余地はまだまだありそうだ。

 かつての岡田氏側近

 1月25日夜、3選を確実にした北橋氏は選挙事務所で挨拶を済ませると、北九州市が選挙区の自民党の山本幸三衆院議員(66)の事務所に赴き、深々と頭を下げた。

 「政権与党と直結しての大仕事が待っております。北九州の発展のためにお力添えをよろしくお願い申し上げます」

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