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景色変える「ささやかな魔法」 ガブリエル・オロスコ展〈内なる複数のサイクル〉 (4/5ページ)

2015.2.2 11:00

「ピン=ポンド・テーブル」(1998年)金沢21世紀美術館蔵=2015年1月23日(原圭介撮影)

「ピン=ポンド・テーブル」(1998年)金沢21世紀美術館蔵=2015年1月23日(原圭介撮影)【拡大】

  • 「La_DS_カーネリアン」(2013年)=2015年1月23日(原圭介撮影)
  • アーティスト、ガブリエル・オロスコ(1962年~)=2015年1月24日(原圭介撮影)

 オロスコはほかにも、ナイトの駒だけで遊ぶチェス盤なども作っているが、「サムライ・ツリー20H」は、そのナイトの駒の動きを描法に転化した作品。オロスコはカンバスの中心点から4つの色を使って描き始め、斜め2マス先に進めるナイトの法則に従って展開させたという。「武士に二言はない」という、一度決めたら最後まで(描法を)貫くという精神から「サムライ」と名付けた。

 「世界の循環」表現

 オロスコのもう一つのこだわりが「循環」。サムライ・ツリーにも円が描かれているが、多くの作品に円や回転が登場する。

 飛んでいる姿を表現するように、いくつものブーメランを壁のぐるりに貼り付け、天井に設置されたシーリングファン(扇風機)にトイレットペーパーを付けて回転させる「ベンチレーター/インナー・カット」は、ブーメランの回転とトイレットペーパーの回転が同調する。

ガイド:「ガブリエル・オロスコ展〈内なる複数のサイクル〉」

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