18、19両日に米国で開かれる米国主導のテロ対策会議への参加も表明し、有志連合と協調してイスラム国のテロに対峙(たいじ)する姿勢を鮮明にした。(アンマン 岩田智雄、 ワシントン 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)
≪「政府は報復を」 市民抗議デモ≫
「イスラム国」に拘束されていたモアズ・カサスベ中尉の殺害映像が公開され、ヨルダンの市民は4日、ヨルダン政府にも不満の矛先を向けた。イスラム国に対する報復を叫ぶ声が高まる一方、厭戦(えんせん)気分も漏れる。「ヨルダンの息子」と呼んで中尉の救出に全力をあげる姿勢を見せていたアブドラ国王は、苦しい状況に追い込まれた。
「難しい局面で団結するのは、全ての国民の義務だ」。国王は訪問先の米国からのテレビ声明で、中尉の殺害で動揺する市民に結束を呼びかけた。
ヨルダン紙などによると中尉は有力者の家族の一員で、優秀な成績で空軍を志願した。国会議員や親族らが帰還実現を求め集会を開くなど、救出は国民の大きな関心事となっていた。