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【野口裕之の軍事情勢】国連が「本尊」、左翼カルト集団が「悪魔払い」する集団的自衛権 (5/6ページ)

2015.2.9 06:00

国連安全保障理事会。創設から70年を経ても国連が「連合国」の利権争いの場である現実は一向に変わらない=2014年12月30日、米ニューヨーク(AP)

国連安全保障理事会。創設から70年を経ても国連が「連合国」の利権争いの場である現実は一向に変わらない=2014年12月30日、米ニューヨーク(AP)【拡大】

 「本尊」を独善的な非武装中立から、日本の皆様に愛される国連に替え、国連が醸し出す“中立性”で「教義・教典」を偽装した国連信仰を「布教」。信者は、都合よく切り張りした日本国憲法なる怪しげな「経文」を唱え、国連=国際社会での平和的解決をひたすら祈る。集団的自衛権行使を「悪魔払い」する儀式も欠かさない。

 実体は宗旨替え前と変わりなく、他の有力国並みに積極的平和主義を目指す日本を、またぞろ一国平和主義で封印せんと謀る左翼カルト集団に他ならぬ。ただ、古参の左翼闘士に加え中道に近い層まで取り込み、「首相の中東での人道支援発表が日本人殺害を誘発した」と国会で野党議員に言わせる辺りは、宗旨替えが奏功した証左であろう。

 しかし、本尊の「御利益」は期待できない。そも国際法=国連憲章で、国連軍が乗り出すまでの間、個別的自衛権同様、集団的自衛権行使が許されるのはなぜか。侵略国・組織に対し国連軍を投射する実力行使は不可能に等しく、自らの無力を自覚する国連が編み出したウラ技。集団的自衛権行使には、日本人が有り難がる「国連のお墨付き」があるのだ。

とはいえ、集団安全保障や集団的自衛権の確度を自問自答する韓国を…

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