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【佐藤優の地球を斬る】ロシアに「好意的中立」の独仏 (1/3ページ)

2015.2.14 07:40

16時間にも及んだウクライナ和平交渉の途中で姿を見せた(左から)ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、フランスのフランソワ・オランド大統領、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相=2015年8月11日、ベラルーシ・首都ミンスク(ロイター)

16時間にも及んだウクライナ和平交渉の途中で姿を見せた(左から)ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、フランスのフランソワ・オランド大統領、ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領、ドイツのアンゲラ・メルケル首相=2015年8月11日、ベラルーシ・首都ミンスク(ロイター)【拡大】

  • ウクライナ・ルガンスク州、ドネツク州。親露派の支配地域=2015年2月12日現在
  • ウクライナ・ドネツク州デバリツェボ=2015年2月10日現在。※英BBCから
  • ウクライナ危機の経過=2014年2月23日~2015年2月12日
  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 ベラルーシの首都ミンスクで11日夜から12日午後まで、ウクライナ問題に関する16時間にわたる長時間会談を、ロシアのプーチン大統領、ウクライナのポロシェンコ大統領、ドイツのメルケル首相、フランスのオランド大統領の4首脳が行った。会談結果について、露国営ラジオ「ロシアの声」は12日、こう報じた。

 ウクライナ現状維持容認

 <合意内容については、現時点ではまだ全貌は明らかにされていない。リアノーボスチ通信がつかんだ情報では、合意文書はドンバスにある砲兵隊の重機の撤退を行なうため、安全ゾーンを確定している。安全ゾーンは東西に50メートルから140キロを範囲とする。重機撤退は戦闘停止後、2日目までには開始され、14日間以内に完了されなければならない。プーチン大統領の声明によれば、停戦は2月15日に発効する。プーチン大統領は交渉を総括し、次のように語っている。

 「交渉プロセスのあらゆる困難にもかかわらず、我々は最終的には重要事項の合意に達した。

 第1に2月15日午前0時からの停戦に合意した。

「ウクライナの連邦化」が実現することに

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