みなさん、お元気ですか? フランスはほぼ全ての地域で10日間の冬休み(別名スキー休み)に入りました。私は久々にパートナーと日本に行くことになりました。
パリでは、明らかに以前より頻繁に聞こえてくるサイレンの音に、街全体の緊張は隠せませんが、市民は各自の考え方で「自分たちの警戒の仕方」を選択し日常生活を送っています。
そんな中、美大生の娘が「今日ね、アジアの雑誌のインタビューを受けたよ」と言って帰ってきました。街角でちょっとおしゃれなパリジェンヌを探せ、といった取材のようです。質問の内容を聞いてみると、「今日のあなたの着ているもののブランド名と値段は?」「あなたにとってエレガントな女性とは?」「いま夢中になっていることは?」の3問でした。
自分の美意識を大切に
最初の質問に対する彼女の答えは「私はまだ21歳の学生です。洋服にお金をかけることはできません。今日着ているものは祖母からもらったコートと日本で買った古着のセーターにファストショップのジーンズです」でした。