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少年89人誘拐 戦闘を強制 内戦泥沼化 南スーダン武装勢力 (1/3ページ)

2015.2.23 00:00

南スーダンとの国境地帯で、銃を手にするケニアのトゥルカナ族の少年たち。両国の国境紛争にも、それぞれの少年兵が駆り出されている=2014年12月21日、イレミ・トライアングル(ロイター)

南スーダンとの国境地帯で、銃を手にするケニアのトゥルカナ族の少年たち。両国の国境紛争にも、それぞれの少年兵が駆り出されている=2014年12月21日、イレミ・トライアングル(ロイター)【拡大】

  • 南スーダン・上ナイル州の州都マラカル

 国連児童基金(ユニセフ)は21日、政府軍と反政府勢力の武力衝突が続くアフリカの南スーダンで先週、少なくとも89人の少年が武装集団に誘拐されたと公表した。少年兵として戦闘に参加させる目的とみられ、ユニセフは強く非難し、即時解放を求めた。2011年7月にスーダンから分離独立し、陸上自衛隊が翌年から国連平和維持活動(PKO)に参加している南スーダンでは、13年12月から内戦状態となり、政府軍と反政府勢力の激しい戦闘が断続的に続いている。双方とも兵力を補うため、誘拐した少年を強制的に戦闘に従事させており、ユニセフは昨年1年間で約1万2000人の子供が少年兵にさせられたと推計している。

 民家に押し入り

 ユニセフによると、武装集団は先週初め、南スーダン北部の油田地帯、上ナイル州の州都マラカル近郊の集落を包囲し、住宅に一軒ずつ押し入って12歳以上の少年を選んで連れ去ったという。89人とは確認された人数で、実際にはもっと多いとしている。政府軍と反政府勢力のいずれの側に立つ武装勢力かは明らかになっていない。

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