報道官が関与示唆
AFPによると、キエフにいる母親には「第2のナディア・サフチェンコになるのを恐れている」と、生命の危険を語ったという。ウクライナ軍の女性パイロットであるサフチェンコさん(33)はロシア人ジャーナリストを殺害したとしてウクライナ東部で拘束され、ウクライナ側の釈放要求を無視してロシア国内で訴追された。
アンナさんの場合も事件直後にはドミトリー・ペスコフ露大統領報道官(47)が「一緒にいたウクライナ女性の(事件での)役割が明らかになることを待つ」と、彼女の事件への関与を示唆。ウクライナ外務省のスポークスマンはツイッターで「在モスクワのウクライナ外交官が、(当局に拘束されていないのに出国を拒否されている)彼女の帰国に際し、あらゆる手立てを尽くした」と、アンナさんの解放が一筋縄ではいかなかったことを明かした。