子育て中の母親を中心に、刺繍(ししゅう)やビーズ、編み物など手芸がブームになっている。
タレントの千秋さんがプロデュースする手作り雑貨の販売プロジェクト「ハロー!サーカス」は、手芸の才能があるのに生かす機会のないママ友に、作品を発表する機会を提供しようと始まった。多くの子育て中の母親が参加し、昨年12月には渋谷ロフト(東京都渋谷区)で期間限定ショップも開かれた。手芸というと昔ながらの手仕事のイメージがあったが、デザインから包装まで凝った商品が並び、既製品と同じようなレベルの高さに驚いた。
「数年前から、若い世代で始める人が増えてきました」と話すのは、日本ホビー協会(東京都台東区)の築根弘専務理事だ。手芸は集中して作業したり、色彩豊かで手触りのいい生地や毛糸などの素材に触れたりすることで癒やし効果が得られるのだという。米国では中枢同時テロをきっかけに手芸の癒やし効果が注目された。日本でも東日本大震災を機に、手作りの良さが見直され、手芸人気が高まったという。