過日、清課堂の品をパリにおいてNAKANIWAの常連の方に見ていただいた。触れる人に提供する心地よいバランス感はもちろん、技術への探求は惜しまずにいながら現代の空気感をきちんと捉え、魅力ある商品として成立させるプロフェッショナルな考え方が、形状からあふれんばかりに示されており感服した。むろん、常連の方が感動したことはいうに待たない。結局重要なのは、表層的なデザインや目新しい素材感でなく、そこに込められた思想だ。それが普遍的であればあるほど、モノがもつ力は増し必然的に魅力となる。それは時代を超え、国境を越え美しい。清課堂の商品は、次世代に対し明確に普遍的な情報を伝え続けてくれる逸品である。私自身も真摯(しんし)な姿勢でもって、NAKANIWAを通し、パリの人々とともに普遍的な品々について語らっていきたい。(企画プロデュース会社「丸若屋」代表 丸若裕俊(ひろとし)/SANKEI EXPRESS)