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【RE-DESIGN ニッポン】1300年で初の和紙イノベーション (1/4ページ)

2015.2.20 11:35

中原商店の中原剛さん。要望に応じてさまざまな和紙を漉き上げる職人だ=2014年6月9日(提供写真)

中原商店の中原剛さん。要望に応じてさまざまな和紙を漉き上げる職人だ=2014年6月9日(提供写真)【拡大】

  • 長谷川憲人製紙の手漉き作業の様子。次世代に手漉き技術が継承されている=2014年6月9日(提供写真)
  • 中原商店の中原剛さんが偶然見いだした立体漉きのサンプル。継ぎ目がいっさいなく、しかも強靭な構造となっている=2014年6月9日(提供写真)
  • 職人たちが共同で作った因州和紙のサンプルブック。材料や製法などが詳しく、日本語と英語で併記されている=2014年6月9日(提供写真)
  • 鳥取県鳥取市の青谷地区

 「因州筆切れず」との言葉とともに全国に知られる「因州和紙」は、鳥取県の青谷地方と佐治地方を中心に作られてきた。冒頭の言葉が示すように因州和紙は、書道用半紙として広く用いられてきた。時代の変化にあわせてさまざまな用途に対応してきたのだが、最近は1300年に及ぶ歴史の中で初めてという技術を編み出してインテリアに進出し、海外にも販路を広げ始めている。「RE-DESIGN ニッポン」の第10回は、日々の作業からイノベーションを編み出し、新たな道を切り開いている中原商店、西村製紙、長谷川憲人製紙を訪ねた。

 伝統、隆盛、苦境

 因幡(いなば)の国と呼ばれた鳥取県東部では、古くは奈良時代の生産品が現存するほど、その和紙生産の歴史は古い。戦国末期に入ると現在の鳥取市青谷地方や佐治地方で本格的に和紙の材料である楮(こうぞ)や雁皮(がんぴ)が保護され、和紙生産が奨励された。コメが作りにくい山がちな地形の因州でも生産できる和紙の材料は貴重だったのである。また、比較的栽培しやすい三椏(みつまた)の和紙への利用も江戸末期から始まった。この三椏を用いた和紙は、筆の運びが滑らかかつ墨もかすれずに長持ちすることから、書道や書画の画仙紙などに広く使われ、「因州筆切れず」の言葉が生まれた。

偶然発見、立体製法

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