さらに、NPBからのプレゼントとして2ダースの新球を届けてくれた。さっそくオークランドのクラブチームで分け合うと、現地の子供たちは、1球ずつアルミで包まれている高品質なNPBの統一球を目にして大興奮だった。
宮本慎也さんの指導
1月下旬は、うれしい来客がもう一人。ヤクルトで活躍し、アテネ、北京と五輪2大会で主将を務めた宮本慎也さんだ。
現地では、私の活動を支援してくれる「野球サポーターズクラブ」という日本人有志の会が発足しており、彼らの招待という形で慎也さんに来てもらった。
1月25日にはU18の大会が行われた球場を試合前に使って、慎也さんによる野球教室を開催できた。日本人だけでなく、現地の子供たち、さらに父母も合わせて総勢100人ほどが参加。キャッチボールや内野守備での捕球動作といった基本や、「自分が使う道具を大切に」といった練習に取り組む姿勢を説く様子を見て、守備の名手と呼ばれた慎也さんらしい指導だと感心させられた。