そんな苦労の末に花粉症を克服した(と思っていた)ので、うれしさを隠しきれず、花粉症に悩む人に会うたびに「花粉症は治せる!」と自慢げに豪語していた。ところが先日、別件で耳鼻科に行ったとき、先生に驚くべき事実を聞かされた。「アレルギー症状は加齢とともに軽減するんですよ。よかったですね」。花粉症がなくなったのは努力でもなんでもなく、単なる加齢だったというのだ…。
気になってネットで調べてみると、私と同様に加齢によって治ったという人が確かにたくさんいた。自信満々に「自力で治した!」と言っていたが、「加齢です!」と言って歩いているようなものだったのだ…。
それでも、きょうもつらそうにくしゃみをしている人を見ると、「加齢バンザイ!」と思えなくもない。年を取るのも悪くないよね…と改めて自分に言い聞かせている。(今泉有美子/SANKEI EXPRESS)