「夢だけは 壊せなかった 大震災」。高校1年生になった勝又愛梨さん(16)は、石碑に刻まれた同級生の句を読み上げ、「あの日、私たちは大切な命を守ってもらった。防災対策は私たちの希望です」と語った。
宮城県気仙沼市の観光復活に力を入れる高校3年生の山田克義君(18)は「ただの被災地では駄目。おしゃれに紹介していきたい」。4月からJR東日本に就職予定で「東北に行きたい人の足になりたい」と夢を膨らませた。
別の会場では、東京電力福島第1原発事故後、祖母が孤独死した経験を持つ福島県の高校1年生、遠藤太郎君(16)が「地域のつながりは防災にも役立つ」と強調した。
被災後の今の心境を語ったのは、岩手県の大槌中1年、佐々木陽音君(13)。津波で亡くなった父親や行方不明の祖父母宛てに「会えなくて4年。いろいろ迷惑かけたね」とのメッセージを数日前、交流サイトのフェイスブック上に載せた。父が熱心に取り組み、踊りも教えてくれた町の祭りを「ずっと残していきたい」と声を詰まらせた。(SANKEI EXPRESS)