トヨタ自動車系列の自動車部品メーカーの工場。人材確保の難しさから、業績以上の賃上げに踏み切る企業も出ている=2015年3月12日(松岡朋枝撮影)【拡大】
「小さなネジが1本なくても良い車はできない」(中小企業の組合幹部)といわれる自動車業界。今春闘が、「人への投資」を業界の裾野にまで広めるきっかけとなるのか。日本の製造業の競争力強化のカギを握る春闘といえそうだ。(松岡朋枝/SANKEI EXPRESS)
≪自動車・電機大手は大幅増の見通し≫
2015年春闘は大詰めを迎え、ベアに相当する賃金改善については、自動車大手や電機大手で前年を大きく上回る妥結額になる見通しだ。自動車関連企業の労働組合でつくる自動車総連の相原康伸会長は14日の記者会見で「(大手)メーカー労組を中心に前進ある交渉が進んでいる」と述べ、18日の集中回答日に向け粘り強く交渉することを確認した。