3月18日、イスラエル・テルアビブのリクード本部で支持者に手を振るベンヤミン・ネタニヤフ首相=2015年(ロイター)【拡大】
ネタニヤフ氏は3日、オバマ氏の頭越しに訪米し、米議会の上下両院合同会議でイランとの核協議の危険性を訴えた。対立は極限に達しており、オバマ政権はネタニヤフ氏の退陣を望んだとされる。
米国にネタニヤフ氏を招いた共和党は上下両院で多数を握っており、核協議が合意した場合に実施される予定の対イラン制裁解除で強い権限を持つ。オバマ政権にとっては、仮に合意に至ったとしてもイランが求める原油輸出制限を解除する法案を成立させるのは困難とみられている。(ワシントン 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)