サイトマップ RSS

FRB 利上げ判断「忍耐強く」削除 市場は「9月以降」「小幅に年内2回」が大勢 (1/3ページ)

2015.3.20 11:10

3月18日、米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に首都ワシントンで記者会見に臨むFRBのジャネット・イエレン議長=2015年(ロイター)

3月18日、米連邦準備制度理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)終了後に首都ワシントンで記者会見に臨むFRBのジャネット・イエレン議長=2015年(ロイター)【拡大】

 米連邦準備制度理事会(FRB)は18日、金融政策に関する声明を発表し、政策金利の引き上げ開始まで「忍耐強くいられる」としてきた従来の表現を削除し、利上げに向けた判断を前進させた。雇用の改善が進み、米景気が順調に回復しているため。利上げ開始時期について4月の可能性は低いと明記しており、早くても6月になる見通し。

 金融政策運営を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の終了後の声明として発表した。声明は事実上のゼロ金利政策を維持した上で、利上げには「労働市場の一段の改善と、物価上昇率が中期的に目標へ近づくという合理的な確信」が必要だとした。

 FRBのイエレン議長は記者会見で「6月の利上げを排除しないが、必ずしも意味するわけではない」と早期利上げ観測を牽制(けんせい)。「明確な見通しを示すべきでない」と述べ、利上げ判断はあくまで経済状況次第との姿勢を強調した。

 今回の声明を受け早期の利上げ観測が後退し、18日のニューヨーク市場で株価が大幅に反発。日米の金利差縮小を意識して円高ドル安が進んだ。

 声明は、景気の現状について「経済成長がやや緩やかになった」と判断を幾分後退させた。同時に公表した経済見通しでは、2015年の国内総生産(GDP)成長率と物価上昇率の値を下方修正した。

「利上げ開始は9月以降」 米政府公認の証券ディーラーを対象に実施した調査

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ