チュニジアのハビブ・シド首相(右)の見舞いを受ける女性(中央)。NHKは結城法子さんとしている=2015年3月18日、チュニジア(ゲッティ=共同)【拡大】
≪中高年に人気 地中海クルーズ暗転≫
チュニジアの銃撃テロで死傷した日本人6人は、大手海運会社「MSC」(スイス)の子会社「MSCクルーズ」(イタリア)が運航する大型クルーズ船に乗船し、7泊8日の地中海周遊ツアーに参加中だった。
MSCクルーズの日本法人は「犠牲者の方のご冥福を心よりお祈りすると共に、ご家族・ご友人が被害に遭われた皆さまに謹んでお悔やみを申し上げます」とコメントした。
日本法人によると、船は13日にスペイン・バルセロナを出港し、フランスとイタリアを経由して18日にチュニジア・チュニスに入港。乗客と乗員は計約5000人で、日本人は日本国内の複数の旅行代理店を通じて177人が乗っていた。
このうち91人が大手旅行代理店エイチ・アイ・エスのグループ会社「クルーズプラネット」(東京都渋谷区)が扱うツアーに参加。クルーズプラネットは死亡1人と負傷1人を確認した。担当者は「ご迷惑をかけた人たちには今後しっかりと対応していきたい」と話した。