ジャーマンウイングス機の残骸が散乱するフランス南東部のアルプス山脈の墜落現場上空を飛ぶ救難ヘリコプター=2015年3月24日(AP)【拡大】
「リミット」は25秒
一方、フランスの専門家は、何らかの原因で機内に急激な減圧が起こり、パイロットが意識を失った可能性を指摘した。高度1万メートル以上でこうした減圧があれば、正常な意識を保てるのは約25秒という。
ジャーマンウイングスの親会社ルフトハンザ航空の幹部は早々と「墜落は事故」との見解を表明した。ドイツでは、エアバスが導入している飛行制御システムの不具合の可能性が注目されている。システムは機体の姿勢などを監視し、失速の危険があると判断すると自動的に操縦に介入する仕組み。飛行中に仰角センサーが凍結し、姿勢などを誤認して急降下を招いた事例があり、欧州航空安全庁や日本の国土交通省が改善を命じていた。
ただ、ルフトハンザ航空で20年以上の飛行経験があるパイロットはドイツ紙の取材に「(不具合を)今回の原因とするには、証拠が不足している」と慎重な見方を示す。