サイトマップ RSS

社会はなぜ左と右に分かれるのか ジョナサン・ハイトの御提案 松岡正剛 (4/5ページ)

2015.4.1 18:55

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)【拡大】

  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 【KEY BOOK】「対称性の破れが世界を創る」(イアン・スチュアート&マーティン・ゴルビツキー著、須田不二夫ほか訳/白揚社、4104円、在庫なし)

 自然界の根本を知る絶好の本。銀河の渦巻からトラの縞模様まで、鉱物の結晶からカオス理論まで、対称性生成の一部始終が手にとるようにわかる。しかし、もっと根本を知りたかったら、南部陽一郎が仮説した「自発的な対称性の破れ」の考え方に突入するべきだ。そこには宇宙が創られた根本の根本が書いてある。一方、対称性をめぐるロマンを感じたければ、寺田寅彦を読むといい。とても気持ちがよくなる。

 【KEY BOOK】「社会はなぜ左と右にわかれるのか」(ジョナサン・ハイト著、高橋洋訳/紀伊国屋書店、3024円)

 現在のアメリカでは極端な政治過程の二元化がおこっている。どんなにリベラルな政策や見解が出ても、事態はたいてい左と右に大きく分かれてしまう。おまけに現状のアメリカ人の政治意識を調査してみると、どんな民主党のキャンペーンも共和党支持者の心を動かさないことがはっきりしてきた。

政治も社会的な価値観も必ずしも理性的に形成されてはいない

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ