カーネギーで演奏会
2002年に渡米。邦楽だけでなく、より広い世界を見たいという思いが、人種と文化のるつぼであるニューヨークへ向かわせる。いろんなものと「混ざりたかった」という思いが強かったからだ。
知人もいない、金もないニューヨークで右往左往しながら少しずつ演奏の場を広げ、支援してくれる人もあって名門カーネギー・ホールでのリサイタルが実現する。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストで演奏の様子が紹介され北米はじめ南米、アジア、欧州などでの公演も行った。ピアノやバイオリンなどとの競演もこなした。
2009年には自主編集のアルバムを制作。先ごろ第2弾となる「晴(はる)」を発表した。伝統的な箏の調べに、コンピューターサウンドも加わり、奥行きが深く、モダンで心地よい音楽の世界が広がっている。