日米は今回の協議の成果を首脳会談で訴え、日米協議の行方を注視してきた他の参加国に重い腰を上げさせたい考え。5月下旬~6月上旬の開催が見込まれる12カ国の閣僚会合での合意が「最終期限」とも目される中で、今回の閣僚協議が吉と出るか凶と出るか。交渉は正念場を迎えている。(SANKEI E XPRESS)
■TPPの関税交渉 TPP交渉では、農産物や工業品などの関税に関して、2カ国間での協議が中心となっている。交渉参加12カ国のうち、特に経済規模の大きな日米両国の協議が交渉全体の進展にも影響するとされ、注目されている。乳製品に強みのあるニュージーランドなども、輸出拡大を狙って要求を強めている。