このほか教育施設や図書館、ビデオや映画展、パフォーマンスアートのための劇場(170席)、レストラン(2カ所)なども備える。個性的な外観に加え、採光のための窓が多く、らせん階段を採用するなどピアノ氏らしいモダンで前衛的なつくりとなっている。ピアノ氏はパリのポンピドー・センターや関西国際空港旅客ターミナルビルなどの設計で知られ、1995年に高松宮殿下記念世界文化賞、98年にはプリツカー賞などを受賞した現代を代表する建築家のひとりだ。
1931年にマンハッタン・ダウンタウンのグリニッジ・ビレッジで開館したこの美術館は66年、手狭になったためアッパー・イースト・サイドに拡張移転し、以来、半世紀近くにわたりこの地で親しまれたが、さらなる施設充実のため移転を決め、昨年10月から閉館していた。
ウォーホルなど展示
現在、アンディ・ウォーホル(1928~87年)の「緑色のコカ・コーラ瓶」(1962年)やジャスパー・ジョーンズ(84)の「3つの旗」(55年)など、約3000人の芸術家の絵画や彫刻、版画、写真など計約2万2000作品を所蔵しており、リニューアルオープンを記念して5月1日から9月27日まで開催する企画展「アメリカは理解し難い」では1900年から現在までの芸術家400人の650作品を展示する。