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2030年度の電源構成比 原子力20~22%の政府案提示 再生エネ偏重 企業・国民に負担招く (4/5ページ)

2015.4.29 09:25

太陽光発電など再生可能エネルギーの拙速な拡大は、国民や企業の負担増にもつながる=2008年10月28日、東京都内(ロイター)

太陽光発電など再生可能エネルギーの拙速な拡大は、国民や企業の負担増にもつながる=2008年10月28日、東京都内(ロイター)【拡大】

  • 2030年度の日本のエネルギーミックス(電源構成比率)=2015年4月28日現在、※太陽光・風力・バイオマス・水力・地熱を含む

 FITの骨格が固まったのは11年夏。退陣を迫られた当時の菅直人(かん・なおと)・民主党政権が、退陣条件に関連法案の成立を挙げた経緯がある。法律施行後3年間は「(再生エネの)供給者が受けるべき利潤にとくに配慮する」との付則が加わり、買い取り価格の大幅引き上げにつながった。

 前出の山地氏は「(FITの設計は)国会で調整した。最大の責任はそこにある」と、FITが作られた過程を非難する。ずさんな制度設計が、「再生エネの全量買い取り」という大原則を大きく揺るがす結果を招いた。

 「相互補完的なもの」

 FITによる再生エネの買い取り費用は、電気料金に上乗せされている。経産省は3月、FITによる15年度の電気料金の上乗せ額が、標準家庭で月474円になると公表した。5月の料金から適用され、14年度から2倍超に膨らむ。年間では5688円の負担だ。

 電気料金が上昇すれば、電気代の安い海外に企業が逃げ出す恐れもある。経済界からは「企業経営に深刻な問題だ」(日本商工会議所の清水宏和・中小企業政策専門委員)と不安の声もあがる。電源構成が再生エネに偏れば、国民負担が増すのは火を見るより明らかだ。

電源構成比率とは

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