アテネ五輪陸上男子110メートル障害で優勝し、喜ぶ劉翔(りゅう・しょう)。あれから11年、引退を発表した劉翔の大学院進学が新たな論争を引き起こしている=2004年8月27日、ギリシャ・首都アテネ(ロイター)【拡大】
優遇制度はもともと、現役時代、練習に明け暮れた選手たちが引退した後、一般社会で就職するための競争力を養うために定められた。しかし近年、引退前に制度を利用して入学する選手が増加。メダルと引き替えに卒業証書を手に入れるという構図がうかがえる。
北京社会科学院体育文化研究センターの金汕主任は中国メディアに対し、「授業にも出ず、試験も受けないスポーツ選手を大学に入れる。こうした制度が彼らにとってふさわしいのか? 彼らは一体どんな教育が必要なのか?」と、制度の再考を促している。(中国総局 川越一(かわごえ・はじめ)/SANKEI EXPRESS)