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【Q&A】物価目標先送り 想定外の原油安 円安「副作用」も懸念 (2/3ページ)

2015.5.4 10:40

金融政策決定会合後の記者会見を終え、席を立つ日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁=2015年4月30日、東京都中央区日本橋本石町の日本銀行本店(共同)

金融政策決定会合後の記者会見を終え、席を立つ日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁=2015年4月30日、東京都中央区日本橋本石町の日本銀行本店(共同)【拡大】

  • 農林中金総合研究所の南武志主席研究員(共同)
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二景気循環研究所長(共同)

 Q 目標達成の時期が遅れる原因は

 A 最近の原油安が大きな要因です。原油価格は昨年夏のピークから、今年の春先にかけて半値程度まで下落し、ガソリン価格や原材料費を押し下げました。黒田総裁は4月30日の記者会見で「これほど大幅な原油安は誰も予想していなかった」と述べました。

 Q デフレ脱却が遠のくのではないですか

 A 黒田総裁は、15年度後半にかけて物価の上昇ペースが加速するため、目標実現の約束を「変更する考えはない」と強調しましたが、最近は金融緩和によって進んだ円安の副作用を懸念する声が強まっています。

 Q 副作用とは

 A 目標達成を急いで日銀が追加金融緩和に踏み切れば、さらに円安が進んで輸入物価が上昇し、中小企業の業績や家計を圧迫しかねません。昨年4月の消費税増税以降、物価上昇のペースに賃上げが追い付かず、消費不振で景気回復は遅れています。デフレ脱却は安倍政権の最重要課題ですが、金融緩和に頼り過ぎるのは禁物です。地方創生や中小企業の収益底上げを図り、現在は大企業や輸出企業に恩恵がとどまっているアベノミクスの成果を波及させていくことも課題です。

「先送りしたのは現実的な対応」「先んじて対応するのが黒田日銀の特徴だったが…」

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