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【拉致再調査】ロスで拉致シンポジウム 国際協力呼びかけ (4/4ページ)

2015.5.5 08:30

北朝鮮の人権侵害に関して講演する特定失踪者問題調査会の荒木和博代表(左)=2015年5月3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(森本昌彦撮影)

北朝鮮の人権侵害に関して講演する特定失踪者問題調査会の荒木和博代表(左)=2015年5月3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(森本昌彦撮影)【拡大】

  • 対北朝鮮制裁の再発動を訴えた拉致被害者、横田めぐみさんの弟、拓也さん=2015年5月3日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(中村将撮影)

 ジョージ・ブッシュ前大統領(68)とも早紀江さんと一緒に面会し、大統領の言葉を聞き漏らさないよう、しっかりみつめた。この訪米で「家族はつらい思いをしている。でも一番つらいのは姉です」と言ったのを思いだす。

 試される国家

 集会では、特定失踪者問題調査会の北朝鮮向け短波放送の収録も行われ、拓也さんはめぐみさんに呼びかけた。「拓也です。お姉ちゃん元気ですか。40年近くも助けられずに申し訳ない。諦めないで元気でいてください。父も母も元気でやっています」。珍しく、声をつまらせ、涙をこらえた。

 「日本の領土、領海を侵犯してきた北朝鮮の犯罪行為。交渉は存在しない。日本国は要求し、応えなければ制裁を加えなければならないと思う」。拓也さんがいうように、国家が試されているのかもしれない。(ロサンゼルス 中村将/SANKEI EXPRESS

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