力投するDeNA先発・三浦大輔=2015年5月5日、神奈川県横浜市中区・横浜スタジアム(斎藤浩一撮影)【拡大】
「いい緊張感。これを求めていた」という1軍のマウンド。立ち上がりの1番山田には、スライダーを外いっぱいに集め空振り三振を奪った。持ち前の制球力は健在だ。受けた高城は「低く構えたミットが全く動かない」と舌を巻いた。
荒木のソロなどで失点はしたが「何とか最少失点で踏ん張れた」との言葉通り丁寧に試合をつくった。2-2の六回に石川の失策で勝ち越されたものの、直後の攻撃で味方が逆転。「三浦さんに勝ちを付ける」という思いで一丸となったナインが、記念の白星を後押ししてくれた。
「意識していないと言えばうそだけど、一年一年やってきた積み重ねだから」と振り返る大記録。今年も「2015年をどう戦うか」に集中する姿勢は変わらない。24年目の最初の勝利は、チームを単独首位に浮上させる貴重な1勝となった。(SANKEI EXPRESS)