噴火が起こった場合について、気象庁は最大で直径50センチほどの噴石が飛散する可能性があるとしている。
神奈川県箱根町は、飛散が懸念される大涌谷の半径約300メートルの範囲に避難指示を発令し、箱根ロープウェイが早雲山(そううんざん)-桃源台(とうげんだい)で6日から運休となった。
群発地震は6日に14回、7日午後3時までに10回とやや収まっているかに見えるが、13年の火山活動活発化の際は約4カ月にわたって地震が続いた。
火山に詳しい宇井忠英・北海道大名誉教授(火山防災)は「危険な兆候として、山体の膨張などの地殻変動や地震がさらに活発化するなど急激な変化があるはず。大涌谷周辺以外の温泉や観光施設であれば被害を受けることはほとんどなく、危険はない」と強調している。(SANKEI EXPRESS)